デジタル時代のデジタルとアナログの融合の重要性について共有します。マーケターはデジタルに傾注しすぎてはいけません。


生活者と様々なモノがリアルタイムにつながり、コミュニケーションの有り方が大きく変わり始めています。


1日に目にする広告は3000種類とも言われています。そんな中、1日中365日、PCやスマホによる行動データや様々なお買物データ、SNSのソーシャルデータ、センシングデータなどがあります。


マーケターはありとあらゆるデータを見極め、コミュニケーションを精緻化することが求められます。


現場のマーケターは、新しい技術と時代の潮流に揉まれながら、問題解決に取り組んでいます。


通販ビジネスでもそうですが、企画立案に留意すべきポイントは明確です。


データから生活者一人一人の価値観を捉え、コミュニケーションはよりパーソナルにすることです。しかも、量も、質も、両方を追い求めなければなりません。


ここがつらい点です。


よって、顧客のタイミングをつかむが、ますます重要な要素となってきています。新規獲得はもとより、既存顧客とのリテンションが重要です。


価値提供の体験の創出を企画することが大切です。Push一辺倒ではもう売れません。Pullの観点もしっかり導線を整備する必要があります。


デジタルシフトの時代だからこそ、これらのポイントは必要なんです。一方で、デジタルのみで解決しようとすると、顧客側は、何かが足りない気がしてなりません。


よって、リピート率を上げるためには、既存との関係値をいかに上げるかです。


こんなデータがあります。NPSのアンケートを2000枚配布したとしても200件のレスしかありませんでした。


通常、ファネル化が完成している通販ビジネスの場合は7%を超えていきます。3%台ということは、顧客との接触が少ないということも仮説が立ちます。


当たり前ですが、生活者は、デジタルもアナログも縦横無尽に行き来しているのです。


生活者は溢れかえるメッセージを掻き分け、高い情報収集能力を駆使し、オンからリアルへ、リアルからオフへと、自分に合った購買体験を意識的に、あるいは無意識に、選んでいるのです。


とは言え、そもそもオンラインに アクティブではない生活者への対策はどうしたらよいのでしょうか?


あなたも実施していると思いますが、広告をブロックするアプリが普通にありますよね。


よって、デジタルとアナログの融合こそこれからの通販のデジアナ時代の突破口になるのです。


デジタルシフトするのが間違いない時代だからこそ、リアルが重要なのです。


決してデジタルを否定したいわけではありません。私も含めて、誰もが多くの恩恵に預かっています。


大事なことは、デジタルの課題をデジタルだけで解決しようとしないことです。


アナログ視点の施策との組み合わせこそが突破口ということです。


あのコトラー先生曰く、マーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則(フィリップ・コトラー他 朝日新聞出版)


その中に、まさに オンラインとオフラインとの融合と記載されています。


世の中をみまわしても、「デジタルとアナログを組み合わせるべき」という声が日増しに増えています。


デジタル・アナログ特性の違いの整理して特徴を抑えることが大切です。


ソーシャルツールによる圧倒的なパワーをもっています。アナログの口コミ拡張力は、物理的に近い家族・友人に限定されますよね。


アナログはその分質は高いともいえます。よって、深みのアナログと横展開のデジタルの掛け算ということになります。

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